気がつけば10月。早過ぎ。
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久々にレンズの話をします。
Thypoch SIMERA というレンズをご存知ですか。
こちら35/1.4と28/1.4
こちらは8月末に発表、9月から出荷開始されたばかりの50/1.4
とあるコミュニティにてカメラ仲間の呟きで存在を知った後すぐ出張(8月後半)だったのですが、色々作例を漁っているうちに「これは良いものだ」と確信し、帰国後わりとすぐに新宿西口の防湿庫へ走りました。今では28, 35, 50 とコンプしていますw
マニュアルフォーカスレンズで、Mマウントを基点としてミラーレスマウントにも展開されています。製品展開はコシナのフォクトレンダーと似ていますね。
海外のレビュアーの中にはSummilux-Mと描写が似ているとコメントする方もいますし、たしかにレンズ構成は似ています。硝材は違うと思いますけどね。個人的に感心したのは
- 単なるオマージュではなく描写に独自の「エゴ」が感じられること。ルクスM50/1.4ASPHは使っていましたけど、それよりもスッキリしていて上品な気がする。むしろSIMERAのアガリの方が好き。
- フォーカス面の押し出しの強さはルクスM50に通じるものがあってナイス。
- 解像お化けでもなく、フワフワ雰囲気モノでもなく、実に良い塩梅に写る。
- トーンのレンダリングがすごく滑らかで美しい。マジで良い。モノクロとか痺れる。
- Xの公式アカウントではマウント部の工作精度±2umを豪語している。確かに作りがすごく良い。コシナと同等と言って良い。ヘリコイドヌルヌル。
- 絞りもクリックOFFにできます。ヌルヌル。14枚ですよ奥さん。絞っても点光源ボケがカクカクにならないの良い。さすが14枚。
- 筐体のデザインが好み。メタルフードもナイス。
- 安い。描写と作りとデザインからして安過ぎる。
悪いところ無いじゃないか←
までも少々気に食わないところはあります。
- 28と35では無限遠ロック機構あるんですけど正直ウザい。不要。(50mmから撤廃されました)
- ヘリコイドに0.7mで軽いクリックあります。これも不要だなあ。
とりあえず作例ですよね。はい。
Typoch SIMERA 28mm F1.4 ASPH. / LEICA SL2-S
Thypoch SIMERA 35mm F1.4 ASPH. / LEICA SL2-S
Thypoch SIMERA 35mm F1.4 ASPH. / LEICA SL2-S
Thypoch SIMERA 50mm F1.4 ASPH. / LEICA SL2-S
一応RAW現像はしていますが、カメラJPGとは微差と思ってOKです。面倒くさがりなのでマスクとか使わないし。インスタ(@re_snopan)にカメラJPGにアイポンで枠つけただけの手抜きをUPしていますのでそちらも参照していただくと良いかも。
2024年10月末まで日本代理店さんでセールやってるらしいです。50mmとかまだ発売されたばかりなので量販店には出回ってない模様。ちな回し者ではありません。はい。
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来週からまた2週間ほど出張です。出張中の週末を上海で過ごせるのでお茶買わなきゃ←
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