SNOPAN PHOTOGRAPHY / BLOG

外資で未来のスマホカメラを研究開発するオッサンの戯言

Focus on out of focus / NOKTON 50mm F1.2

前回の NIKKOR Z 50mm F1.8 S による作例↓

と比べてみてください。

 

Voigtländer NOKTON 50mm F1.2 Aspherical VM

HALU2019 -29-

HALU2019 -28-

HALU2019 -30-

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Voigtländer NOKTON 40mm F1.2 Aspherical VM

HALU2019 -27-

 

Z5018のFocus面の超絶精密描写は確かに凄いんですけど、背景にランダムパターンに近いものがくると結構うるさいかなあ。

 

NOKTONの40/1.2と50/1.2はいつでもどこでも湿度高め。これってピント面以外をどう見せるか?って話なので、現状の数値性能での表記は難しい。何て言うか、自然にさりげなく向こう側に居てくれるのに、脇役或いは想像を掻き立てる控えめな準主役にもなりうる。常に品があって「オレガオレガ」と出てこない、撮影者との距離感は常にわきまえている。無理矢理言葉にするとそんな感じ。「スッ…」と空間情報や状況を粋に提供してくれるレンズは本当に少ないです。

バチーッと背景がいてくれたほうがキマるときもあるし背景の状況によっては良い塩梅に実存感出てきたりするZ5018の使いこなしは、まだまだこれから開拓ですね。*1

 

 

 

 

 

*1:本当に気難しいレンズなのでAFでなければ速攻で売り払ってたと思います(苦笑