ちょっと前まではサムヤンのレンズなんて全く見向きをしなかったんですがね。
技術の進歩って恐ろしいものです。
SAMYANG 135mm F2.0 ED UMC
まあ観て下さいよ。マジで。
クリックしてFlickrに移動、更に画像クリックで拡大推奨!
きっと貴方の想像の斜め上。遥か上。
もうね、我が目を疑いましたよ。
100m先の20~30m幅の被写界深度が判るって何。
キレが良いにも程がある。
私はサムヤン135のことを勝手に裏番長と呼んでいるのですが
まー凄いです。APO SONNAR の時以上に驚きました。
実際、APO SONNARよりも空間周波数分解能では高周波伸びてる様に思います。
平たく言えば、より線が細くてディテイルまでナチュラルに描き切る。
もっと平たく言えば、APO SONNARより解像します。
フォーカス面もあくまでナチュラルに繊細に甘くもなく固くもなく描写します。
いやホントまいった。
片っ端からFlickrで拡大して観てみて下さい。全く隙がない。
APOを謳っていませんが、軸上色収差は全くありません。恐ろしい。
こういうレンズはスマホサイズではなく
大きく見せたときに圧倒的な力を発揮するタイプだと思います。
現在も愛用しているのですが、難点は作りです。悪いですw 値段なり。
全体の作り、剛性、ヘリコイド、何もかもコシナのMFレンズには遠く及びません。
ハッキリ言って安物の作りです。描写がほぼ完璧なのに実に惜しい。
ヘリコイドに至っては、ピントリングを往復動作させると
往→復の瞬間に遊びがあるくらい作りが甘い。実に甘い。
ただただ、出てくる画が凄い。それ以外は並です。
割り切れる方にしかオススメは難しいかなあ。
先輩企業もウカウカしてられませんな。
SAMYANG 135mm F2.0 ED UMC
アガリ至上主義の方、一度試してみては如何でしょうか。
きっと驚くと思いますよ。
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