SNOPAN PHOTOGRAPHY / BLOG

外資で未来のスマホカメラを研究開発するオッサンの戯言

写真以外の深みが写真に映り込む

 

時間のあるときはYoutubeの海をアテもなく彷徨うのですが

先日、大変興味深い動画を見つけました。

youtu.be

1時間15分くらいありますが、1秒たりとも早送りする場所はありません。
全ての芸事に通ずる示唆に富んだ内容。絶対に最後まで見るべきです。
強く強く推奨します。

あと、インタビュアーの方もとても良いと思った。
NK STUDIOのインタビュー動画は他にもあるけど機材の話ばかりで超つまんね。

 

この動画で私の琴線に触れた内容を軽く列挙しましょう。

  • そもそも二ラジさんは若い時からとても勤勉であり優秀であったに違いない。でなければ学校の先生がフィル・ラモーンに紹介したりしないし (アホを紹介したら自分の信用が無くなる)、フィル・ラモーンがバークリーに紹介したりNYのスタジオ紹介したりしない。「良い人に良いところ紹介してもらってるだけじゃん」としか捉えられない諸氏はちょっと自分の洞察力/想像力/分析力の無さを自覚し改める行動をした方が良い。
  • 勤勉かつ優秀であるのは「平日は学校行って週末はスタジオで仕事して月曜からまた学校」「勉強興味ないからバークリー大学の5年のコースを3年で修了させて空いた時間は(勉強のために)レコーディングをしてた」というエピソードからも十分に覗える。
  • めちゃくちゃ記憶力良いに違いない。持ってる機材のキャラ全部把握してそう。
  • レコーディングの現場は勝負の場所。音作りやイメージはその前に頭の中で完成させている
  • 日常のすべての音がインスピレーションの源である。分析ネタに尽きることは無い。
  • フットワークの軽さ。ボストン、NY、マイアミ、ラスベガス、ロス、日本。やりたいことがやれるならどこにでも行く。そしてガッチリ積み上げる。
  • お金と引き換えに手に入れるプロダクトに内在している積み上げられた技術を分析しようぜ。
  • ビジネスとフリーダムは表裏一体。
    ビジネスを蔑ろにした自由は「空パッション」

 

書き忘れてる内容も多々あるかと思いますが。

そして以前より申し上げているこの言葉をもう一度。

 

「撮れる写真はカメラ構える前にほぼ決まってる。」

 

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