RAW現像ネタです。どっちかっていうとレタッチ寄りかな。
前回のRAW現像の話
3年前www サボりすぎwww
お題はこちら。Capture One Pro (以下C1)の圧倒的な自由度の高さを見せつけていきますよ←
完成形。
左のツールボックスにレイヤーが見えますね。(赤枠)
レイヤー毎に使えるツールは自由に選べます。なんでもアリ。好きなもん選んでどんどん加えればOKだし要らんもんは消せばヨシ。
もはや制限があるとか意味が分からないですね。
そして、絵の品質に直結する話としてシャープネス。
一番下のレイヤーではシャープネスはかけていません。私はね。
別レイヤーでシャープネス処理を施します。
ここで質問。
アウトフォーカスにシャープネスかける意味ありますか?無いですよね。
むしろノイズを増やしたりギラついたりして、わざわざアウトフォーカスにしているにもかかわらず、インフォーカス(ピント面)にいる主役よりも悪目立ちしたりします。無意味どころか害悪です。
アウトフォーカスに積極的にシャープネスをかける意味について道理の通った説明があればむしろご教示願いたい、ので識者の方よろしくです。
故に、インフォーカスのみにシャープネスをかけています。
調整レイヤー1で、赤い部分のみにシャープネス処理。
あたりまえの事をあたりまえに出来るのって大事。
そして調整レイヤー2をにOFFにすると
完成形はこうでした。
何をしているかというと、奥にある葉が奥にあるように見えるように部分的にシャドウパラメータを落としています。
ポイントは明るさや露光ではなくシャドウを落とすこと。これによってたとえ選択された部分であっても明るければ影響がほとんど無いのです。便利ですね。
同様に、周辺減光でもシャドウのみ落とす、とか自然でおススメです。C1は極々普通に出来ますよ。制限は無いです。
インフォーカスのみに意味のあるシャープネスをかける。
物理的に奥にあって陰であってほしい部分のシャドウを落とす。
これによって立体感を整えています。ただし何事もやりすぎは禁物。*1
もう一例挙げときますか。
詳しい説明はもう要らないですね。
スタジオで光を作りこんで写真を撮る場合は、徹底的に光と影にこだわって実存感を最大に引き出すわけですが、屋外でかつストロボが使えない状況では、その場にある環境光で何とかするしかありません。被写体とフレーミング優先で撮影し、後処理で細かく光を作りこんでいくのが筋かと。
参考になれば幸いです。
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*1:場合によってはシャドウと明るさと露光とすこしずつ落とす事もあります。1パラメータで全てを賄おうとするよりは似たような効果のパラメータを適宜組み合わせる方が破綻が少ない事が多いですかね。これさえやっときゃなんでもOK!ってのは無いです。数値に捕らわれず目で見て判断する/出来るというのが一番大事。